執筆「娘夫婦の仲が心配です。離婚するのではないかと・・・」

自由民主党月刊女性誌 『りぶる』

掲載日:2010年6月

カテゴリー: 執筆 | 執筆「娘夫婦の仲が心配です。離婚するのではないかと・・・」 はコメントを受け付けていません

普天間問題その他

 この1か月,仕事がとても忙しかった。重なるときは重なるものである。
 その分,ゆっくりできるときにこそいろいろ勉強をしておくべきなのだが,よほど立派な人間でもないかぎり,なかなかそううまくいかないものである(といつも反省する)。

 それにしてもよくぞ毎日これだけニュースがあるものだ。
 宮崎口蹄疫牛問題が拡大の一途をたどり(酪農家の方々が気の毒で見ていられない。一次産業は天候に左右されたりで大変である),普天間問題は案の定元の黙阿弥,この度ついに社民党が連立を離脱した。今月21日には小沢氏が再度不起訴となり,検察審査会の再議決待ちとなった。7月11日参院選には,雨後のタケノコのようにまたぞろタレント候補が担ぎ出されている。つらつら見るに,明るいニュースはとんとない。

 振り返って,「最低でも県外」と首相が公言したとき,実にびっくりした。
 となるためには移設先とアメリカ,2つの同意が必要だ。いずれもが裏交渉で完全に決まっていてさえ,相手があることだし,まだ公にはまだなっていないのでいつひっくり返るか分からない。だからかなり控えめに言うべきものだ。これは別に,駆け引きといった難しいレベルの話ではなく(もちろん政治家ほど難しい駆け引きができなくてはいけない職種もないが),最大限を一度言ってしまえば,うまくいって当たり前,万一うまくいかないときには不満や非難の的となるのは必定だからである。実際,沖縄がそうなった。沖縄問題の根幹は実は差別問題であり,今回の首相の一連の対応は,沖縄住民の,本土から差別されているという意識に火をつけた。沖縄は1972年,アメリカから返還された。

 由紀夫氏はこれまで,希望を述べさえすれば周囲の誰かが叶えてくれるという恵まれた環境にあったらしく,今回も勝手に?そうなるものだと思っていた節がある。まさに宇宙人であり,政治家には最も向かない人種であると言ってよい。BR> 社民党党首の,「私は絶対にいや」の駄々っ子対応にも辟易したが,そもそも連立を組む以上,安全保障といった国の根幹に関わることは政党間合意をしておくべきものである。ただの数合わせで見切り発車をした,その結果がこれだ。
 首相を替えようという動きがようやく出始めたらしい。とはいえ,これといった人がいない。英国ではこの度の総選挙で43歳同士,党首2人の連立内閣ができ,羨ましいといったらない。

 英国は典型的な階級社会の国である。支配層は,選ばれた階層に生まれ,選ばれた学校(イートンやハローを出て,ケンブリッジかオックスフォードで学ぶ)で伝統的な教育を受けた教養人である。片や日本は世界で最も成功した実質社会主義国家であり,平等主義がいきわたって(いきわたりすぎて),出自や学歴にはほぼこだわらない。
 スポーツマンやタレントを馬鹿にするわけではないが,人生の大事な時期を学業以外に費やした結果,今があるはずだ。各種専門家には資格が要るし,またそうでなくてもキャリアが評価されるのが当然の中,政治家だけはど素人でいいというのは理がなく,国民をばかにしている。そしてますます日本は世界になめられてしまう。

カテゴリー: 最近思うこと | 普天間問題その他 はコメントを受け付けていません

執筆「遺言を書いて、子供たちへの財産配分を考えていますが・・・」

自由民主党月刊女性誌 『りぶる』

掲載日:2010年5月

カテゴリー: 執筆 | 執筆「遺言を書いて、子供たちへの財産配分を考えていますが・・・」 はコメントを受け付けていません

永田町はどうなっているのだ

 4月に入って,大学が始まったうえ,事件受任が重なり,ばたばたしていた。今日ようやく一息ついている。
 例年にない異常気候で,寒暖の差が激しいうえに降水量も多く,先週末ついに,今期一度も引かなかった風邪を引いてしまった。とはいえ幸い熱も出ず,休むことなく,スケジュールに穴を開けることもなく,ほっとしている。明日から連休に入る。

 この1か月,世間でも何やかやといろいろなことが起こって,めまぐるしい。
 とにかく政権の迷走がひどい。ひどすぎる。国の意思の決定プロセスが分からない。司令塔もなければ責任の所在も不明で,各大臣がてんでばらばらにアピールをするばかり。子ども手当や高速道路料金問題といった各論もひどいが,安全保障は国の基本なのである。米軍をここまで迷惑者扱いをしていて,いざ有事となったら頼む,と言われても,頼まれるものこそいい迷惑であろう。甘えるのもいい加減にしろと言いたい。それとも「有事はない」という前提に立ち,日米安全保障条約は破棄する腹でもあるのだろうか。自衛隊で守れる範囲でなんとかしようというのか。それとも憲法をついに改正して,自前の軍隊を持つのか。何をどうしようとしているのか,さっぱり分からない。とにかく不安である。
 昨年の総選挙前によく言われた。「自民党には不満,民主党には不安」と。そして,国民がとにもかくにも政権交代(オバマ大統領のスローガン「チェンジ」も大きく影響しただろう)を望んだところが,ここまでひどいとは誰が想像していたであろう。私の周囲もみな,もはや怒りを通り越して呆れ果てている。

 ここに来て,急に検察審査会が脚光を浴び始めた。鳩山さんの不起訴は相当とし,小沢さんのは「起訴相当」とした(「不起訴不当」よりも重い)。これを受けて,検察は再捜査をする。結果,あるいは起訴をするのかもしれない。もしまた不起訴にしても,きっと検察審査会は再度「起訴相当」の議決をするであろう。なぜならば,小沢さんの錬金術は許せないと考えるのが法律を超えた庶民感覚というものだから。そして,昨年裁判員裁判が施行になるとともに検察審査会の機能が強化され,二度「起訴相当」の議決をすれば,指定弁護士が検察官になって起訴をすることとなった(検察の起訴権限独占の例外となる。)。いずれにしても小沢さんもこの政権も,窮地に追いやられていることは間違いがない。

 民主党の自滅はすなわち,自民党を利するはずであった。ところが自民党の支持率は上がらない。それはそうだろう。総裁が頼りない,執行部刷新をと仲間割れをし,結局すでに10人以上が離党し,新党が2つ出来たくらいなのだから。
 しかし,素朴な疑問。皆で選んだ総裁をなぜ盛り立てて,助け合わないのだろうか。谷垣さんは谷垣さん,別の人にはなれない。彼はもともと温厚であり,攻撃型の人ではない。そんなことは分かっていて,みなで選んだのだ。それでいて協力をしないというのでは困る。みな大人になってもらわないといけない。
 問題は,政治家が,この国の将来ではなく,次回の選挙だけを視野に入れ,選挙に勝つことだけを考えていることにあるような気がする。

カテゴリー: 最近思うこと | 永田町はどうなっているのだ はコメントを受け付けていません

執筆「多くの反応に心から感謝」

 前回の選挙で落選し、引退された方がつぶやいた。「いつかは人間、幕を引かないといけないから」。?
 何事にも終わりがある。残念だが本稿も最終回となった。早いもので5年。3年目頃ネタが切れて困ったことがあるが、あとは日常のちょっとしたことがヒントになり、毎月楽しみながら執筆していた。多くの反応を頂き、心から感謝申し上げる。
 この際、今後取り上げる予定だったネタをざっと書いておきたい。?
1. 人は何か事が起こらないと分からない所がある。長年連れ添った夫婦でもそうだ。人は互いに向き合うのではなく、同じ方向を向いていることが大事だが、そうあり続けるには不断の努力が必要である。
2. 口の上手い人は信用できない。この理は一般人も弁護士など専門家も同じである。前号でも取り上げたが、責任を感じれば言葉はどうしても重くなる。軽く言うだけならお世辞も約束も簡単だ。
3. 人を見るには金銭感覚が重要な指標となる。お金を何にどう使うかにこそ、人の価値観は如実に表れる。ケチはだめ。浪費家もだめ。
4. 何であれ基本が大事である。  学生には日頃口を酸っぱくして、基本が大事と言っている。民法、刑法が分からなければ特別法は使えない。恥を言うと、上手だと思いこんでいたピアノがいろいろな点で基本がなっていないことが最近分かり、愕然としている。一からやり直しだ。?
5. 準備を万端に。
 その日持っていく物を玄関の決まった場所に置いておくことにして以来、忘れ物がなくなった。服装や髪の毛も綺麗に整えておくと気持ちがいい。  さて、ありがたいことに次号からは別コーナーを担当できることとなった。今後ともどうぞよろしくお願いします。

自由民主党女性誌 『りぶる』

カテゴリー: 執筆 | 執筆「多くの反応に心から感謝」 はコメントを受け付けていません