執筆『夫との離婚を考えていますが、生活が大変になると思うと・・・』

自由民主党月刊女性誌「りぶる1月号」

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笑顔を忘れずに、心身共に健康に生きたい

最近どんなことにでもわりと笑顔で応対できるようになった自分を感じている。笑顔とはつまり、心の余裕であろう。

振り返ると、目前のことに手いっぱいで、つい不愛想だったり、つい頭にきてそのまま人にぶつけたりしたことが多々あったと、反省をしている。とはいえ、まだまだ人間の出来た人には遠く及ばないし、たとえどれほど生きたとして、自分がとうていそうはなれない器であることも承知しているのだけれど、余裕があれば、何より自分自身が楽なことに気がついた。なので、真に怒るべき時は別として、ではない限りできるだけ笑顔でおれるようにしたいと思う。

長い間生きてきて、大げさなようだけど、今頃になってようやくある種の悟りが開けてきた感がある。悪いことが起こるともちろんかりかりするけれど、でもいい時もある。というより冷静に考えれば、後者のほうが圧倒的に多いのだ。悪い出会いもあるが、いい出会いもある。やはりこれも後者のほうが圧倒的に多数である。つまり全体として、人との出会いに恵まれ、良い人生を送らせて頂いているのは間違いがない。結局のところ、良きも悪しきもすべてが人生。すべてひっくるめて、どれもご縁であるに違いない。もし人生がいいことばかり、いい人ばかりでは、その良さも決して本当には分からないはずだろうし。

先日、メトロ内でぽろっと定期入れを落としたのを、さっと拾って渡してくれた人がいた。落としたのに自身気づいていなかったのだが、中には身分証明書まで入っていたので紛失したら大変だった。そのとき、あっと思ったのである。なくせば大騒ぎをする。運が悪い、不注意だ、悪いことが起きたと思うのだ。だが、定期入れがいつものようにあることにわざわざ感謝はしない。そこにあって当然と思っている。だがそうではなく、いつもの日常があることが幸せなのだと。事故に遭わない、病気にならない、そうしたことは決して当然のことではなく、感謝をすべき幸せなことなのだと。

周りを見ると、若くして亡くなる人がいる。病気になって不具合を抱えている人がいる。認知症になる人がいる。そうした不幸が自分にもいつ訪れないとも限らない。もしそうなれば、たとえどれほどの財産を築いていたとしても宝の持ち腐れになるだろう。つまりは健康以上に貴重な財産はない。健康で天気が良ければ幸せだと言った友人がいるけれど、私もまさに同感である。

心身共に健康であることは、それだけでとりもなおさず億万長者に匹敵するのではないか。ない物の不足を言わず、ある物にただ感謝をし、今後とも心身共に健康でありたいと切に願っている。

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来る総選挙、また某「偲ぶ会」に参列して、思うこと

衆院総選挙は昨日公示、来る14日投票だが、一向に盛り上がらない。大方の国民は、自民党を信任しているわけではなく、ことに安倍政権の独裁的手法に違和感を覚えていると思われる。が、そうはいっても受け皿にしたい、力のある野党がいない!! 5年前「ザチェンジ」とばかりに勢いよく誕生させた民主党政権のお粗末ぶりが脳裏に焼き付き、怖くてもう任せられない。つまり、棄権がずいぶん増えるのではなかろうか。そして、自民党が得票数を減らしても(小選挙区制のマジックも手伝って)議員数で圧勝する公算が高いように思われる。さて結果はどうなるだろうか。

2年前、自民党はいわば敵失で勝利したのだが、負けた反省も総括もしていない。その後は知るとおり。公約にもない特定秘密法案や集団的自衛権の閣議決定などを断行し、これらについては今回の公約にも載せていない。「憲法は国家権力を縛るものである」との基本的な理解を欠くらしく、司法がすでに何度も「違憲状態」と指摘する一票の格差については是正措置がなされないままの今回の総選挙である。違憲立法審査権ないしは司法権の優越は近代民主主義のイロハなのであるが。

さて公示前、某元衆院議員令夫人の「偲ぶ会」に参列した。喪主67歳、奥様享年65歳。若くして恋愛結婚したご夫婦で、子供はないが、とても仲が良かった。衆参議員らが押しなべて来られない状況下ですら150人位もの多数の参列者があったのは、ご夫妻のお人柄故であったろう。冒頭、丁寧に編纂されたフィルムが回され、奥様の生い立ち、結婚の経緯、その後の二人の生活ぶりが参列者一同に示された。最後に「ありがとう」の文字がクローズアップ。その通り、きっと感謝の思いに満ちて、あの世に旅立たれたのであろう。会場には、奥様が好きだった物などが展示され、実に良い偲ぶ会であった。

ただ奥様はただ一つ、遺していく夫が案じられて仕方がなかったことであろう。年を取って妻に亡くなられた夫ほど辛いものはないと思う。家事はできないし、男は孤独に弱い生き物である。最近の事件で最も世間を騒がせている、60代女性による、高齢者を狙った結婚詐欺・殺人事件。一人暮らし・身寄りがない・持家がある資産家・病気がち、そういう高齢者が続々と狙われた。結婚してすぐの公正証書遺言書作成、中には結婚前に全財産を譲るという公正証書を作成させられた後に不審死を遂げた男性もいた。背後にいると思われる知恵者、また青酸化合物の入手経路など、この事件の成り行きには関心が高い。しかし、男性高齢者の孤独抜きにはこの種事件は成り立たないし、おそらくは形を変えてもこうした事件は増えていくのではと思わされる。

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大相撲九州場所、そして白鵬32回優勝に思うこと

高まらぬ選挙ムードの中、今年最後の大相撲場所が終わった。場所に出向いての観戦もよいが、家でぬくぬくとして(炬燵はないのだが)テレビでゆっくり観戦するのも悪くない。と初日からしばらくは幸せ気分に浸っていたのだが、だんだん白けてき、結局千秋楽はテレビもつけないままだった。

理由は簡単である。中日頃までは鶴竜が無敗でリード、白鵬が一差で追う展開となり賜杯レースの行方に期待を抱かされたが、日馬富士・稀勢の里が脱落、鶴竜も敗れて白鵬に一差遅れた段階で、ほぼ白鵬の優勝が決まったからである。今年、3月場所を除く全場所で優勝は白鵬。先場所31回目の優勝は千代の富士と並び、続く今場所、大鵬の大記録に並んだ。

優勝争いが熾烈でないと、見ていて面白くない。大鵬が毎場所優勝していた時代相撲人気が一時低迷し、観客動員数が落ちたと聞く。それでも大鵬には柏戸がいた(柏鵬時代)。だが白鵬には、朝青龍以後ライバルがいない。長い一人横綱の後に日馬富士がようやく横綱に昇進、今年鶴竜も昇進したが、とうていライバルのレベルではない。構図は白鵬1強のままであり、たまに日馬富士・稀勢の里・豪栄道が土をつけることがあるくらいである(今場所平幕に敗れて金星を配給したのは珍しい)。

白鵬の圧倒的な強さは、まずもって怪我をしないことに表れている。横綱に昇進した後、実に7年もの長い間ただの一度の休場もなく(だから、休場の合間を縫って優勝することもできない)、サポーターや包帯を巻いた白鵬も見たことがない。優れたバランス感覚、強靱な足腰、運動神経の賜であり、それを維持するために日々丹念な稽古を怠っていないということであろう。来年3月30才になるが、この調子だと優勝回数は優に40回に達するのではないか。

その偉大な白鵬に対し、ただ日本人ではないからと、文句を言うつもりはない。だが、以前から書いているように、張り差しやかち上げなどの横綱らしからぬ取り口、だめ押し、懸賞金をひったくって振りかざす品のない仕草その他(私自身はいわゆるドヤ顔が好きではない)、偉大な横綱の名に恥じるところが見られるのが残念である。今場所は、背中を向けてすでに土俵を割っている照ノ富士の背中をさらに押した。卑怯であると同時に、砂被り席の観客に力士が落ちて怪我をさせる危険な行為でもある。それでも謝るのならまだしも、翌日記者に問われていわく「済んだ話」。口ではよく大鵬さん、双葉山関と言うし、立派な発言も多いのだが、肝心の態度が言葉を裏切っていると言わざるをえないのだ。

いずれにしても、2横綱・3大関、そしてその他の力士たちも白鵬に負けぬほどの精進をしてもらいたいと切に願う。ことに琴奨菊6勝、豪栄道5勝という惨憺たる成績で負け越した2大関。来場所はかど番となり、負け越せば3月場所は関脇に転落する。10勝すれば5月場所に大関に復帰できるが、琴欧州の例を見ても分かるように容易なことではない。もちろん来場所8勝で大関は維持できるのだが、関脇・小結・幕下筆頭辺りの実力は伯仲しているので、それも決して容易ではない。

実力の世界は厳しいなあとつくづく思される。今場所の成績が翌場所の番付表に見事に反映される。昇進は難しいが、転落は簡単だ。たまたま幸運によって昇進できたとしても、地位に見合った実力が真に伴っていなければ転落する。今場所、他人事ながら、不幸をひしひしと感じた力士が2人いる。鶴竜と豪栄道である。鶴竜は、大関時代ずっとようやく勝ち越し程度の成績だったのに(いわゆるクンロク大関だ。この点、稀勢の里のほうが常に10勝以上を上げて大関の勤めを立派に果たしていた。)、今年1月場所の準優勝に続いて、3月場所のたった1回の優勝で、いわばワンチャンスどころかハーフチャンスをものにして、5月場所に横綱に昇進した。昇進後の賜杯をどれほど渇望していることか。しかし、白鵬の休場がなく年齢も近い中、あるいはこのままたった一度の優勝もないまま引退になるのかもしれない。豪栄道は関脇が長く、大関昇進の基準である3場所33勝に少し足りなかったにかかわらず9月場所から大関についている。こちらの焦燥感も想像するだに辛い。それを今後克服していけるのはただ自分でしかない。

実力の世界は大変だ。芸能界でも二世三世で成功する例がめったにないのを見ても分かるように、出自はそもそも無関係だ。親がたとえ横綱でも子どもは自らの力で這い上がらなければならない。対して、世襲があり、試験もなく、取組も試合もない政治の世界。およそ実力の世界とは程遠いようである。

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執筆『叔母から後見人に指名されましたが、知らないことばかりで不安です・・・』

自由民主党月刊女性誌「りぶる12月号」

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