ようやく一息、桜を見てきました…

この3月は、関係団体の行事(など)が続いて、空いた時間を見つけるのが大変だった。週末も含めてその空いた時間で弁護士業務をなんとかこなし、ようやく昨日一息ついた。そうだ、桜を見よう。今年は特別開花も満開も早くて、すでに見頃を通り越してはいるが、寒いし雨も降るし、一日でも早いほうがよい…。

千鳥ヶ淵の桜を最初に見たのは30年ほど前のことになる。その壮絶な美しさに文字通り、息を飲んだ。日本中に桜の名所はたくさんあるが、やっぱりここが一番の名所だと思う。もっとも全体に老木化が進み、以前ほどではないのが残念だが、昨日も多くの人が見入っていた。中国人やインド人、いろいろな人たちがいるが、この光景は誰もが美しいと思うはずだ。この事務所に来て早いもので19年。最初の頃はお昼時にでも毎日のように足を伸ばしていたし、人が訪ねてきたりもしたが、ここしばらくはコロナもあるし、観桜会そのものが遠くなっている。

そのまま九段下から帰宅するつもりが、ついつい神保町まで歩き、そしてお茶の水まで歩いて、JRで帰宅した。どこも千代田区内であり、結構馴染んだ、事務所からの散歩コースである。天気が晴れて、もっと暖かくなれば、どれほど気持ちが良いことだろう。健康であればこそ、自分の脚で歩けるからこそ、持てる時間。別に大したことなど必要なくて、こういう地味なことに、とてつもない幸せを覚えるようになった。考えたら、一通りのものはすでに揃ってしまい、貴金属も洋服も着物も、これといって欲しいものはもうないし、行きたいレストランも食べたい物もこれといって、ない。幸い自分で料理をするのが好きなので、シンプルな物を美味しく食べたいと思うだけである。これって、だんだん仙人のようになってきたのかもしれない…(笑)。

明日は、私が会長をしている某女性の会が、恒例の?誕生会ランチを催して下さる。例年は本当の誕生日に近い日にやるのだが、今月は私の日程が詰まりすぎていて、月末になってしまった。幸い仕事が一段落したので、余裕を持って楽しめる。今日は午後6時から、別の関係団体の打ち合わせをこの事務所でやることになっている。終わったら皆さん、ライトアップ中の千鳥ヶ淵に行ってみられたらよいなと思う。そうはいってもわざわざはなかなか来ないであろうから、なんでもチャンスと捉えて楽しんだほうが人生は楽しい。

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