首長逮捕続出,復党問題……

 福島,和歌山の両知事逮捕。宮崎も時間の問題だ。成田市長も逮捕。どこも続いて選挙になるから,税金の二重の無駄遣いである。
 すべて公共工事がらみ。絶対権限を持つ首長が「天の声」を出して入札の発注先を決め(偽計入札妨害),業者から金を貰う場合もあれば随意契約をして業者から金を貰う場合(収賄)もある。氷山の一角かもしれない。実際,今回の一連の捜査には,例の橋梁官製談合の際に得られた証拠が大いに役だったと言われている。

 業者と首長との切っても切れない関係は,選挙に始まる。業者は(見返りを期待して)組織ぐるみで人と金を出す。結果,地位につけば,お返しをしなければならない。とくに次の選挙を考えればそうである。

 先日私は,親しい女性市議に頼まれ,市長選の新人候補者の応援に行った。当初3期しかやらないと公言していた市長は,次回4期目出馬を宣言。業者との癒着,無駄な公共工事がずいぶん指摘されているという。新人候補及びその支持者らは「もったいない」を合い言葉に,借りを作らない選挙を目指すのだという。
 どれほど巨大な組織でも,それに属さない,利益の絡まない一般市民のほうが数はずっとか勝る。市民ひとりひとりが市政を変える主体的な気持ちになってくれれば,勝算はあるはずだ。頑張って!! 

 さて4日,党紀委員会は全会一致(私も)で11人の復党を認めた。

 本音では反対の委員もいただろうが,あれだけ厳しい誓約書にもサインした方々の復党願を認めないわけにはいかなかったのだ(ちなみにあの誓約書は,前回選挙時,すべての衆院議員候補に書かせたものと類似であるらしい)。
 世論調査の結果はずいぶん悪い。参院選目当て,先の衆院選は何だったのだ,まだ1年しか経っていない……みなその通りだと思う。内閣支持率も落ちたという。
 年内の復党には,参院側の強い要望があったと聞く。地元に強固な地盤を持つ造反組に戻ってきてもらわないと参院選は勝てない……。その後の造反組との交渉で,首相が陰に引っ込み,幹事長ばかりが表に出てきたのは良くなかったと思う。良くも悪くも国民は,前首相の強烈なスタイルに慣れてしまっている。

 郵政改革に端を発する前回の衆院選挙,続く復党問題は,前首相の負の遺産である。急遽かき集められた「刺客」たちの評判は,正直言って,概ね良くない(非常に悪い人もいる)。即席なのだし,地元との縁もないのだから,当然でもあろう。造反組が戻ってきて,次回選挙時には公認問題が熾烈となる。

 公認されること・議員であることは既得権では決してないのだが,しかし「議員は使い捨て。首相も使い捨て」(前首相)はないだろうと思う。議員は国民の代表者であり,公僕だ。使い捨てられてもいい候補者を選ぶのは,公党の責務放棄ではないか。そう言えば,「人生いろいろ,会社もいろいろ」,なんて言葉もあった。これで内閣支持率が終始高く5年ももったのは,特異なキャラクター故か時代がそうさせた故か。
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