もう5月最終日…

長い間アップしていなくて気になりながら、毎日の仕事・生活に追われていたようで、あっという間に明日から6月である。いくつかの懸案事項がほぼ片付いて、とても開放感がある。先延ばしにしても誰もやってくれないしストレスが溜まるばかりなので、とにかくエイヤッと思い切って、手をつける。いったん手をつけさえすれば(片付かないと気持ちが悪いので)最後までやる自分の習性を利用するのである。今夕は神戸大学同窓会代議員総会・理事会に久しぶりに出席予定である。ズーム参加が多いのだが、帝国劇場の建替えに伴い、地下2階にある同窓会常設「東京六甲クラブ」は来年移転予定なので、出来る限り顔を出しておこうと思う次第である。

この27日(月)午後は千鳥ヶ淵戦没者墓苑拝礼式に参列してきた。21年前、厚労大臣政務官だった誼で毎年案内があるのだが、なかなか行けなくて、本当に久しぶりだった。案内された席は前から3列目、旧知の自民党某衆議院議員の隣。秋篠宮御夫妻が最前列にお座りになり、そう言えば前回(7~8年前?)は常陸宮御夫妻だったと思い起こした。考えたら、ご夫妻で参列できる皇族といえば、天皇皇后を除けばこの二組しかなく、常陸宮はすでに大変高齢なので(そのときも車椅子に乗っておられ、妃殿下が甲斐甲斐しくアテンドされておられた)、秋篠宮しかおられないということを、改めて認識させられた。王位継承権者が1000人位はいるらしいイギリス王室を例に挙げるまでもなく、我が皇室のなんという切羽詰まった状況であることか。

皇室は、58年前の文仁親王(現秋篠宮)誕生後はその末子悠仁親王が生まれるまでの実に40年以上、女子ばかりの誕生が続いた。秋篠宮の妹清子様、三笠宮家は女子2人、その弟高円宮家も女子3人、天皇家女子1人(愛子様)、秋篠宮家女子2人(眞子・佳子様)…ざっと9人女子が続いた後の10人目がようやく男子(=悠仁親王)なのである。これが確率的に非常に低いのは間違いないが、ありえないほどの数値ではない。今は正室しか認めないし、子供の数もそもそも少ないので、男系男子に限ってしまえば継承などどだい無理な話というものである。以前にも取り上げたが、徳川幕府15代将軍のうち正室の子供は3代将軍家光のみで、あとは側室が産んだ子であればまだいいほう、家康分家の御三家、さらには吉宗分家の御三卿でバックアップを図ってようやく…といったところなのである。イギリスもフランスも直系では続かず、先祖を辿って別王朝をスタートさせるということを続けてきた。ちなみにフランスは女王も女系も認めず(貴族は可)、その点イギリスは女王も女系も認めているのに、である。

日本の皇室が世界で最も古く、それが純然たる世襲で続いてきたというのは驚異的なことなのだが、昔は側室は何人持っても構わなかったし、子供がたくさんいるので兄弟間や伯父叔父・その子息への継承(争いも多々あった)も普通にあった。GHQが昭和天皇の弟宮家3つのみを残し、遡る旧宮家をなくしたのは、将来的には天皇制度そのものを無くそうと意図したのではないかと私などは考えているくらいである。もちろんここまで女子ばかりが誕生するとは思っていなかっただろうから、近い話ではないにしろ、遠い将来を見据えればいずれは枯渇することは歴史が証明している。皇室存続をいうのであれば、やはり女系を認めざるをえないし、皇室の役目を担える皇族ということを考えても、女性皇族も結婚後皇室に残って頂く形を取らざるをえないだろう。女性宮家の創設である。当のご本人は皇族に留まりたくないかもしれないし、その旦那さんも嫌がるおそれも高いと思われるが、とにかく眞子さん結婚の二の舞だけは勘弁してほしいと切に願うところである。

他に書きたいこともあるのだが、今日はこのへんで。

カテゴリー: 最近思うこと パーマリンク