異様な犯罪が続く

虎ノ門のエリート・イケメン弁護士42歳が女性事務員の夫24歳に局部を切られるという猟奇的事件が起こったのは、13日朝。夫は元ボクサーしかも慶応大学ロースクール在学中。小説でもありえないほどの設定だ。勾留満期9月2日に向けて、最も気になる動機を含めて現在捜査中であり、公判では事の真相は明らかになるはずである。

女性事務員と弁護士との間に男女関係があったことは想像に難くない。寝取られた夫の怒りが妻ではなく相手の男に向かったのは、強姦ないしは準強姦(酒で酔わされた、あるいは酔っているときに)だと(のおそらくは妻の弁解を)信じていたのだと思われる。明らかなことは、加害者も被害者も瞬時で人生を台無しにしたということである。加害者はもっと冷静になれなかったのだろうかと思うし(法曹志望であればなおさらのこと)、被害者も、事務員が独身ならいざ知らず、亭主持ちであることのリスクに思いを致さなかったのかと思ってしまう。でなくても弁護士は人の恨みを買いやすい職業である。梨花の下にて冠を正さず、なのだ。

一方、大阪では中学生2人の惨殺事件が起こり、社会を震撼させた。逮捕された犯人は否認しており、男の子の死体は腐乱して死因も特定できないという。前科のある性犯罪者で、性的に狙われたのは男の子だというが、状況証拠だけで起訴が出来るのか、厳しい捜査が続いていることと思う。無事起訴となり有罪となれば、死刑相当事案と思われるが、しかしそうなっても被害者は帰らない。その最後に受けた、血も凍るような恐怖を背負って遺族は一生を過ごすことになる。

犯罪は、起こった後に何をどう言っても、捜査を尽くして最大限の判決を受けたとしても、どこか空しいものがある。犯罪は起こらないようにすること、それに越したことはないのである。大阪の事件で言えば、この子たちはなぜ家を離れ、深夜に外を徘徊していたのか。もちろん今回のように惨殺される可能性は低いにしろ、猥褻や監禁その他、どんな被害に遭ってもおかしくはない状況に彼らはいた。世の中には悪い人は結構いるし、変質者も一定数いる。中には数は少ないにしろ、今回のような快楽殺人者だっている。それが世の中の現実なのである。

親や周りの大人は、子供たちに、自らの身は自らで守る習性を身につけさせなければならないと、改めて思う。危険には近づかないこと。女性がひとりで夜歩くなど、普通の国ではもってのほか。ましてタンクトップやミニスカートでは、それこそ襲ってくれと言っているようなものだ。イスラムの教えでは女性は髪を見せてはならない(体などいわずもがな)。女性の美しさを見れば、男性はついふらふらとする。イスラムは人間に対して性弱説に立っていると思われる。

ラインがクローズアップされている。家出少年2人はラインで連絡を取って待ち合わせた。ラインやメールがない時代であれば、あるいはそれらの機器を子供に持たせていなければ、彼らは互いに連絡を取りようがなく、この徘徊、つまりはこの被害に遭うこともなかった。子供を巡る犯罪では、ここ数年来ラインが大きな位置を占めていると気づかされる(虎ノ門事件でも浮気がばれたのはおそらくはメールであろう)。子供に機器を持たせないという対処方法も必要ではなかろうか。でなくても今やスマホ中毒は深刻な問題である。人間は互いに話をし、分かり合う努力をすることが必要である。

この5月、横浜で15歳少年が母親と祖母を殺害した事件で、先日横浜家裁の裁判官は逆送決定をした。地検はこれに拘束されるので10日以内に起訴され、裁判員裁判に付され、長期15年以下での不定期刑が言い渡されることになると思われる。しかし、と思う。たしかに15歳での逆送は珍しいけれど、この少年が逆送になるくらいなら、なぜ佐世保事件の15歳少女は逆送にならなかったのだろうかと。横浜の被害者はあくまで身内だし(遺族も身内だから厳罰を望むわけでもない)、短絡的ではあっても動機はある。対する佐世保事件の被害者は、他人の少女、しかも快楽のための計画的犯行である。起訴すべきだとすれば明らかに後者である。裁判官の考え方次第で天地の差となる。遺族の胸の内を思うとやりきれない。

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