なでしこ準優勝、でもよくやりました

なでしこが勝ち進み、いつものことながら俄かサッカーファンになって(我ながらつくづくミーハーだ)、テレビに釘付けというよりむしろ、ネット漁りをしていた。世界の報道や、世界中のサッカーファンから寄せられるコメントを読んでいると、お国柄も分かるし、ずいぶんと面白い。

今朝の決勝戦を先週イングランド戦が終わったときから、それはそれは楽しみにしていたのだが、始まって16分間で、瞬く間に4点も取られてしまった。見ている側もそうだが、やっているほうはまさに悪夢としか思えなかっただろう。結局5対2の完敗。もちろん、アメリカとの対戦成績はこれまで、1勝6分け(PK戦は引分け扱いなので、前回のW杯もこちら)23敗と圧倒的に分が悪いのだから、負けて当たり前といえば当たり前だろうが、ただ、ここまでの点差は予想外であった。

アメリカは世界ランキング2位。だが今回は圧倒的な強さで、準決勝では1位のドイツを2対0で完封。アメリカでは女子サッカーの人気がとても高く(男子だと野球やバスケット、アメフトのほうがメジャーのように思う)、極めて厚い選手層の中から超一流のスター選手を集めている。体格が良くて身体能力抜群、もちろんサッカーの技術に優れた者ばかりである。

比較して、日本選手はおしなべて小柄であり、身体能力だけを取り上げれば、アメリカばかりかどこの選手と比べても明らかに落ちると思われる。いくら足を主体とする競技だとはいえ、上背がないとヘッディングでは負けるし、プレスにも弱い。ロングシュートも威力を欠く。そこを日本は、芸術的なパス回しを主体とする組織力でしのいできて、最近は大きな世界大会で3度続けてアメリカとの決勝戦に臨むという、強豪の地位を確かなものとしてきた。小さいけれども精度の極めて高い優秀な日本製品と、よく似た感じがなでしこにはある。

女子がここまでやれるのだったら男子はもっとやれるのじゃないかと思う。そう言うと、男子はやはり体格や身体能力で見劣りし、どうにもならないのだという。たしかに、メッシ(170センチと小柄である)やロナウド、ネイマールといった世界の超一流選手と比べればそうかもしれないが、世界に通用する一流選手も出ているのだから、あとはその個々の力を組織力とするシステムないし知恵ではないのだろうか。小柄な女子がこれだけやれるのだし、またバレーボールやテニス、野球での躍進を思えば、男子サッカーも強豪国に肩を並べることが、きっとできるに違いないと思う。やはりやる以上は是非強くなってもらいたいと思う。

それにしてもスポーツ観戦は実に楽しいものだと思う。一生懸命に汗を流し、自分のためを超えて仲間のために戦っている姿は純粋に感動をよぶ。この日曜からはまた大相撲場所が始まる。年に6場所は心身共にきついだろうなあと思う。怪我をしないよう、後悔のないよう、いい取組を見せてくれることを願っている。

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