コロナに罹患しました!事件事故が目まぐるしく起こる毎日

降って湧いたようにコロナである。もちろん初めて。その日は朝から何となく体調が良くなかった…お昼の会食の席で隣の方が「風邪を引いた」と派手な咳をしていた(だから、風邪がうつったかもしれないとは思った)…事務所に出て一仕事をし、夕方から大学に出た(教員会議)。珍しく食欲がなくしんどいので、夜熱を測ったら、37度4分!! 大変だ(私の平熱は5度5分しかない)。解熱剤を飲んで、速効、就寝。だが翌朝も熱は下がらず、このときなぜだか、ただの風邪ではないと確信した。たぶんコロナだ…行きつけの医者に行って検査結果はその通り。山のような薬を貰った。

5月になってコロナの強制力はなくなり、自宅療養推奨期間は5日だが、時々買い物に出るのもフラフラした。7度5分以上の発熱が3?4日続き、人一倍熱に弱い私は大変だった。食欲がないというのもほぼ未経験のことである(高熱が出れば生肉を食べていたくらいだ!)。タクシーも使わず普通に交通機関を使って事務所に出、最低限のことはしているが、まあ、自分の事務所なので人に気を遣うこともないからその点は楽である。すっかりしなくなっていたマスクだが、やっぱり必須だと実感、冷感マスクをしている。とにかく人にうつすことのないように、そして自分ができるだけ楽であるように、早く普通に戻れるように、日常生活に気をつけている。当たり前のことだが、とにかく健康が一番である。

自分がかかって初めてのように調べたところ、コロナの潜伏期間は1?14日間!(5日前が多いという)そんなに幅が広いと特定はおよそ不可能であろう。会食やってクラスターでも出ればともかく。医者も、いつどこで誰からかかっても不思議ではないとのこと。かかっても症状の出ない人もいるくらいである(自分も免疫抵抗が強いから、きっとそうなのだくらいに思っていたが、全く根拠がなかった)。とにかくこれまで同様、ちゃんとマスクをして、感染しないように気をつけるしか方法はないようである。もちろん栄養休養をきっちり取って、万一かかっても楽にすむようにすべきなのは当然として。

事件がいろいろと起こる。大なり小なり。猿之助事件は両親が亡くなっているので、どこまで真相に迫れるかは分からない。父親は認知症だったとのこと、自分が死ぬことへの真意があったのかがまず疑問である。自殺への真意がなければ自殺関与・同意殺人(刑法202条、6月以上7年以下の懲役・禁錮と、殺人より遙かに軽い)ではなく、殺人である。そもそもなぜ一家心中を目論むほどのことがあったのだろう。週刊誌に載るはずだった程度のスキャンダルは死ぬほどのことだろうか。親2人にまずは睡眠薬を飲ませた上で、ビニール袋を被せテープも貼って?殺害したうえそれら証拠物は捨てる…そして自分も死ぬはずだったのが結局死ねず(?)、マネージャー宛てに、公演を休む(自分は主役なのである!)とメールし、玄関の扉も鍵を掛けないままでいる…マネージャーはすぐに飛んできて、自分は救助されるだろう。それは筋書き通りではなかったのだろうか。まず母親への自殺幇助?で逮捕されたが、次は父親への???で逮捕されるだろう。執行猶予がつくような事例とは思えない。

広末涼子の不倫事件も思わぬ広がりを見せている。もっともこれはそもそも犯罪ではない。広末の夫なり相手なりのキャラが立っていることと、自筆の交換日記が出てきたり(今時、こんなことをする人がいたのだ…)で、同年代ファンらが盛り上がっていることが大きい。そもそもマスコミが売らんかなで騒がなければそれほどの話でもないはずだ。広末の子ども3人、そして相手方の奥さん子どもさんがとにかく気の毒である。燃え上がったものはいずれは醒めるし、視聴者も飽きてくるので、そのうちにきっと収束するはずである。

ロシアでのワグネルの離反(一応は収まる)、そしてフランスの暴動…フランスは根深い移民問題並びに警官の安易な発砲及び強権的な対応もあって、とにかく暴動は日常茶飯事である(その点、アメリカと似ている)。ラグビーワールドカップは?そして来年のパリ五輪は大丈夫なのか。フランス革命を起こした国だよなと、思いを馳せてしまう。少子化故に労働力を移民に頼ることがどれほどコワいことになるか、日本は十分に反面教師にすべきであろう。

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『妻の所有する不動産を、今後どうしようかと悩んでいます。』

自由民主党月刊女性誌『りぶる』2023年7月号

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一息ついています。今、プロ野球交流戦が面白い…

検事が「請負業」だと言うのは、来た事件をこなせばよいからで(特捜部は別)、たまたま事件が起こらず暇でも、給料は同じ。対して弁護士は自由業なので、事件がなければ暇でいいよね、なわけは全くないのだけど、ずっと忙しくては(忙しい=収入が良い、ではない)心身がもたない。なにぶんストレスのかかる仕事ではあるので、一段落ついてほっとするときが、本当に嬉しい。今日がまさにその日。メールを書き、たまった法律雑誌などを読んでいる。ロケーションの良い、片付いた事務所でのんびりしているのは至福である。

青木幹雄氏が亡くなった。89歳。人間として筋の通った、とても気遣いの出来る立派な方であった。先日、前国会議員会(自民党本部)で座った席の、たまたま向かいが森元総理だったのだが(この方が出席されるのは珍しい)、「佐々木さんは変わらないねえ」「素敵な帽子だねえ(ドイツ製のグレイの帽子)」と滑らかな口は相変わらず。参議院を辞めてもう19年になるのに、いろいろと覚えて下さっているようだ。前より痩せておられたが(癌から生還されたのだ)元気であった。「国技館で時々お見受けします」と言ったら、「そんなに行ってないよ」と。私も一場所1?2回でそんなに行っているわけではないから、言われてみれば、ただ印象に残っているだけかもしれない。

土曜(10日)はロッテ・カープ戦(デイゲーム)を見に、千葉マリーンズまで行ってきた。セパ交流戦の同一カードは年3試合のみ。昨年も来年もマツダでの開催だから、今回は貴重な機会だった。2万8000人余で満員御礼。その半分が見事に赤に染まっている。はるばる広島から来る人もいるだろうが、大方は関東在住のカープファンではないのか。統率が取れて熱狂的なのはセリーグ応援団随一。ロッテ応援団もパリーグ随一なので、応援合戦も試合以上に見応えがあった。大相撲しかり、スポーツはやはり実物を見るに限る。

互いに点を取り合う面白い展開だったのだが、結局カープのサヨナラ負け。同点の9回に不調の栗林を出したらそりゃそうなるよね、と読めた結果だった。そもそも8回のターリーがロッテ打線に1点取られて同点にされたわけだし、それまでに何度もあった好機に点を取り損ねた当然の結果ともいえた。翌日曜(11日)に登板する佐々木朗希はこれまでホームでの失点ゼロだったが、カープはきっと打つよねと思っていた。テレビ観戦も出来ず、あとで知ったのだが、被5安打(阪神は1安打)。朗希はギアを上げて165キロの速球も投げたが、結局は167センチの羽月に粘られて9球目、ヒットを打たれてカープに2点が入った。応援団がどれほど盛り上がったか、現地を見ただけに、想像が容易だった。結局6対5の接戦でロッテが連勝したが、カープの粘り強さは、ロッテ関係者ばかりか全国に大きくアピール出来たことと思う。

カープはこの3年間、交流戦は最下位に甘んじている。18試合中、僅かに3勝だったりする。今年は12試合消化して6勝(日ハムに3連勝)。今日からホームマツダでの楽天・西武戦である。今年はセパ各球団の実力が拮抗して、抜け出している球団もなく、1位から最下位までさほど変わらない勝ち数なので、どこが優勝するか全く読めない。とはいえ、全体的に言えることは、打撃はセリーグのほうが上である(3割打者はセには何人もいるが、パにはほぼいない)。野球という競技は投手力(そしてもちろん守備力)がものを言うので、先発・中継ぎをどううまく回していくか、故障させないか。それが監督の腕の見せ所になるのであろう。カープとロッテの善戦を祈っている。

小川洋子さんの『ことり』を通勤途上に読んだ。鳥かごを抱えて死んだ「ことりの叔父さん」の一生。鳥語しか話せないその兄との2人の生活。変わらない、平々凡々とした毎日が、2人にはこのうえない幸せで、それ以上望むことは何もなかった。『博士の愛した数式』の著者が綴る静逸な文章はゆったりと流れて、美しい。時が止まって、涙が溢れた。そう、変わらない毎日ほど幸せなことはない。今日も帰って幸せなテレビ観戦である。夕食を何品か作る。最近はすっかり野菜主体だから、体重も増えず、体調も良い。

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解散は先送り…? 少子化に思うこと

広島開催サミットで存在感を示した首相は、その勢いで解散に踏み切ると言われていた。だが首相公邸でのハチャ、メチャ忘年会の模様が週刊文春で暴露された結果、支持率は当然のように下がり、首相は、秘書官に任命していた長男の更迭に踏み切った。しかしこの忘年会は息子が勝手にやったわけではなく、主である首相もいたし(夫人も)、となると息子に責任を被せるのもどうかと思うし、結局のところ公邸に招待する客を厳選していなかったことなど、危機管理態勢が問われるわけである(首相動静には「来客なし」となっているらしい!?)。写真などはスマホで簡単に撮れるし、、録音も出来るし、どうとでも編纂できるし、軽い人は軽い乗りで人に送るから、拡散は簡単である。その際、週刊誌がネタをすぐには出さず、何かの折を狙って出すのは常套手段である。

とにもかくにも、支持率が下がったことを受けて、今国会中(?今月21日)の解散はなくなったらしい。総裁選は来年だし、有力な対抗馬もいないし、前回総選挙からまだ2年も経たないし、やるとしても来年でいいだろうと思うが、わりとすぐ、秋の臨時国会時だとの憶測が流れている。首相の最大の権力は解散権(衆院議員の生殺与奪の権限)であり、それにいったんとりつかれるとどうしようもないのだとも聞く。

さて先般、少子高齢化について講演をする機会があったが、日本の出生率はついに1.3を切ったそうだ(一番低い韓国は、0.8!)。2.0を上回らなければ人口は減少するが、昔と違い、医療も経済状態も良くなって子どもは死ななくなったからさほど産む必要もないし、女性の高学歴が進めば女性はあまり子どもを産まない。故に、先進国はどこも軒並み少子化であり、2.0を超えているのは後発国ばかりである。男女平等、高福祉の北欧ですらその例外ではなく、事実婚にも同じ恩典を与えたフランスでは一時出生率が2.0を上回ったと喧伝していたが、最近はやはり1.8程度である(しかも移民の子どもが多い)。一人っ子政策を7年前に止めた中国も少子化は止まらず、今や人口ナンバー1はインドになっている。後発国でも医療や経済状況がよくなれば、そして女性の地位が上がれば少子化に転ずるだろうし、全世界的に今後少子化は止まらないと思っている。まずその現実をしっかりと受け止める必要がある。

特に日本の場合は、結婚しなければ子どもを産まないので、未婚化が少子化に拍車をかける。生涯未婚率(50歳時未婚率)は今や男性30%弱、女性20%弱という高率である。なんと男性の3分の1が未婚なのだ!(50歳以降に結婚したとしても含めない)正規労働でないと年収も低く、結婚できないので賃金を上げろ、という話ももちろん出るのだが、反対に女性は、正規労働者の未婚率は4分の1(非正規は10分の1)と上がるところを見ると、食べていけるし結婚しなくてもよいと思う女性が増えていると思われる。

とにかく社会の価値観が大きく変わっているのである。かつては結婚しなければ男女とも一人前ではないとの社会のプレッシャーがあったし、お見合いの世話を焼くおばさんがどこにでもいた。だが、今やそんな人はほぼ絶滅したらしく、学校か職場か、あるいはどこやらでとにかく知り合わないと結婚には結びつかない。かつて男性が単身赴任をすると食事に困ったが、今やコンビニがどこにでもあるし、ネットその他ひとりで楽しめることがたくさんあって、結婚しないと孤独に苛まれるということもない。どころか、結婚すると互いの両親親類との付き合いも面倒だし、家族に時間もお金も取られる。子どもの教育資金は恐ろしくかかるし、苦労して育てても、もちろん老後の面倒を見てもらえるはずもない。もともと結婚は若い時は苦労が多くても「老後のための保険」であったはずだが、3組に1組が離婚する時代では、そのメリットも少なくなっているであろう。

社会のプレッシャーもなく、経済的要因もないのだとしたら、結局のところ、よほど相手を好きにならなければ結婚しないのではないか? 結婚しなければ子どもは出来ない、となると少子化は必定である…。ちゃんと結婚している周囲の人たちを見ていると、その両親が幸せな結婚生活を送っていて、ロールモデルになっているケースが多いように思える。両親が不幸な結婚生活であれば、あえて結婚したいと思わなくても当然であろう。結婚が当たり前ではなくなったこの時代、離婚もせずに最後まで添い遂げるというのは、今はそれだけでなかなか立派なことであろうと思う。

とにかく、若い男女が結婚したいと望む世の中にしなければ、少子化は進む一方である。多様化の時代、選択肢はできるだけ多く…。夫婦選択的別姓はその一環であるのに、しかも単に形式のものであるのに(同性婚を認めるかどうかは実質的な問題である)未だに執拗な反対論があり、長年何も進んでいないのは、一体どういうことだろうか。先月、やたら寒かった日に、朝日新聞記者の取材を事務所で受けたのだが、この7日(水)リレーオピニオン欄に載るので、機会があれば、お目通し願えればと思う。

夫婦選択的別姓の趣旨についての説明がそこにないのは、朝日新聞では折りに触れて記事にしているからだという。私のホームページでもかつて書いたので、検索をかけてもらえればよい。夫婦同姓を強要しているのは、すでに世界で日本だけである。そもそも明治になるまで殆どの人には姓はなく、戦後は家制度も解体して個人同士の結婚になっているのに、本来個人のものでしかない姓をなぜ結婚を機に相手と同一にしなければならないのか。結婚しても名前は何も変わらないという法制も当然あるのに(韓国や中国はそうである)、愛する伴侶と同じ姓にしたい人にはその選択を認めるという自由な法制に何が不満があるのか、さっぱり分からない。

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『夫の暴力、暴言にこれ以上耐えられません。』

自由民主党月刊女性誌『りぶる』2023年6月号

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