小室圭問題に思うこと

この問題は(おそらく大方の国民の考えと思われるが)平成時代に決着を付けてほしかった。しかし残念ながら何の進展もなく,その方向性さえ見えないまま,ずるずるとただ時だけが過ぎていく。なんとなく,頭上に靄がかかったような状態,とでもいうのだろうか。一体誰がどう,舵取りをするのか。責任の所在も明らかにならないままである。

週刊誌を賑わせている例の借金問題に加え,父及びその祖父母までが自殺していること,母子の異様なまでの上昇志向等々,大多数の国民は,内親王の結婚相手にこれほど相応しくない相手はいないと考えている。皇室どころか普通の家でも決して望まない相手なのだ。貧乏だということが問題なのではない。もし彼らが身の丈に合った暮らしをし,ちゃんと働いて生計を立てている真っ当な人たちであれば,恋愛結婚で一向に構わない。国民も祝福する。問題は,利用できるものはとことん利用し,誠意などあろうことか,身の丈を遥かに越えた贅沢を望む,その生き方にある。

女性を本当に愛し結婚したいのであれば,まずはちゃんと働いて生計を立てることが最低条件である。大学卒業後に就職できた超一流の銀行に,ずっと働く選択肢が現実にあったにかかわらず,すぐに辞めて大学院に入り,かつ(婚約発表時に無職では拙いから?)秋篠宮と縁のある弁護士事務所の事務員になった。こういうのをパラリーガルとは言わない。大学でも大学院でも,彼は法律を学んでいないのだ。

結婚延期となった後,ニューヨークのロースクールで勉強するとして突如旅立ったが,なぜ急に,法律を学ぼうと考えたのか。ただの時間稼ぎの感が漂う。そもそも日本で法律を学んでおらず基礎知識のない者が他国の弁護士資格を取得するのは簡単ではない。普通は日本で弁護士資格を取った後,弁護士事務所に席を置いたままアメリカでも学ぶのである。アメリカの弁護士資格単体では日本でほとんど役に立たないうえ,400万円ですら返せないのに,どうやって莫大な学費を賄うのだ? 内親王の婚約者ということにして多額の奨学金を得,さらに1年奨学金を得たらしいが,生活費はまた別である。あちこちに借金を重ね,返す当てもない…でも,内親王と結婚すれば多額の一時金が手に入るし,その後も就職その他で困らない──と踏んでいるだろうからには,自分から結婚辞退を申し入れる可能性は,はっきり言って,ゼロである。

眞子さんは結婚を諦めていないという。妹の佳子さんもそんな姉の結婚を支持するという。一体,秋篠宮家の教育はどうなっているのだ? その弟が将来天皇になる。それしか選択肢はないのに,皇室はこの後どうなるのだ? 寄ると触るとそんな話になるのは,皇室が身近なせいであろう。と言っていたら,ヨーロッパ在住が長い友人が,こんなことを言ってきた。

イギリスでは,エドワード8世がシンプソン夫人との結婚を選んで,王位を捨てた(故に弟のジョージ6世が戴冠し,その長女のエリザベス2世が誕生したのである)。アメリカ人の夫人は2度目の結婚中だったが,当時の皇太子と不倫関係になり,結局離婚訴訟を起こして夫と別れ,エドワードと結婚した。その大スキャンダルに比べれば,まったくもって大したことはないと。たしかに,そう言われれば,そうである。

シンプソン夫人は親ナチで,複数の男と性的関係を持ち,ドイツのスパイだったとも言われる。小さい頃に父親を亡くして母親と貧困生活を送ったが,金持ちの親類の援助を受けて社交界にも出入りするようになり,「金持ちでいい男と結婚するのが夢なの」と言っていたという。男女を入れ替えれば,今回とだぶってくる話である。美人ではないしスタイルも良くはないが,お洒落で会話術に富み,社交界の花形だったという。そういう女からすれば,世間ずれのしていない無垢な皇太子を引っかけるのは朝飯前のことだったろう。眞子さんも同じように,容易に引っかかっただろう。親も宮内庁もその素性を調べて止めることをしなかったから,5年以上も付き合いが続いてきては,何をどう言われても,今更引き返すのは難しかろう。

ドリス・デイが亡くなった。「ケ・セラ・セラ」。周りがどう気を揉んでも,なるようにしかならない。我々としては,成り行きをただ見守るしかないのだろう。

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